プロローグ
ファミリーコンピュータの功罪
1980年代、ある家庭用ゲーム機が、
あらゆる娯楽業界を震撼させました。
任天堂が発売したファミリーコンピュータです。
このハードの驚異的普及率ゆえに、
多くゲームメーカーにとって、
ファミコン用ゲームソフトの開発は、
会社の命運を握る非常に重要な事業のひとつとして位置づけられるようになりました。
良いゲームを作れば売れる。
そして、儲かる。
この風潮から、数多くの名作が生まれました。
マリオ、ドラクエ、FF...。
その一方で、ソフト購入者を裏切るような、
全く面白くないゲームが公然と売られていたことも事実です。
次第に、全く面白くないゲームのことを、
人々は「クソゲー」と呼ぶようになりました。
クソゲーの定義
「クソゲー」という言葉は、
現在において、ほぼ市民権を獲得したのではないかと思います。
しかし、いくら面白くなくても「クソゲー」と呼ばれないゲームも数多くあります。
この事実は、
あるゲームが「クソゲー」と呼ばれるためには、
面白さという指標以外に、いくつかの条件を満たしておかなければいけないということ、
を示唆します。
つまり、ゲームを構成しているすべての要素について、「クソ」でなければいけないということです。
ゲームを構成しているすべての要素とは、
グラフィック、操作性、音楽、etc...、
いろいろ挙げられますが、
これらを総合的に考えて、
「クソゲー」か、そうでないかが決まります。
たけしの挑戦状
「クソゲー」のなかの「クソゲー」。
「クソゲー」の王様が、1986年に生まれました。
「たけしの挑戦状」です。

「たけしの挑戦状」は、
「キング オブ クソゲー」として、現在まで語り継がれています。
NES
任天堂は、日本でのファミコンのヒットを機に、
海外進出を図ります。
アメリカでのファミコンの発売です。
アメリカでの名称は、
「Nintendo Entertainment System」
単に「Nintendo」と呼ばれたり、
頭文字を取って「NES」と呼ばれたりしました。
NESの発売で、日本の優良ゲームが、
アメリカでも親しまれるようになりました。
アメリカで「Mario」といえばあの「スーパーマリオ」ですし、
最近のアメリカでのポケモンブームは、
記憶に新しいところだと思います。
しかし、このNESがアメリカでヒットする一方、
NESは日本での過ちを再び繰り返してしまったのです。
「クソゲー」の出現です。
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